七夕といえば、笹竹に色とりどりの短冊 に願い事を書き、素敵な飾りと共に吊るし
7月7日の七夕しか会えない織姫と彦星の再会を喜ぶお祭りというイメージではないでしょうか。
何の疑問もなく小さいころから七夕=織姫と彦星が会える日→めでたいから願いを叶えてくれる日という印象しかなかったまりもです笑
毎年、学校や家で短冊に願い事を書いては「よろしく頼んだ!」と織姫と彦星に願いを託して笹に吊るしていました。
そう考えると物心ついてから年の数だけ織姫さんと彦星さんに色んなお願いをしてきたなと・・・
そういえば娘は「プリキュアになりたい」と願いを託してました。
子供から大人までついつい短冊に願いを託してしまう日でもある「七夕」ですがどうやら7月7日だけではないという驚きの情報 を聞いたのでさっそく調べてみました!
今回は、毎年楽しみにしてる七夕は7月7日なの?今年はいつ?なぜ「たなばた」と読む のかや由来や星座などもご紹介していきます!
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も・く・じ
2021年の「七夕」はいつ?
七夕といえば「7月7日」というのが一般的ですよね。
実は、これは現在基準とされている「太陽暦」 という太陽の動きを基準にした七夕の日にちなんです。
では、この七夕を旧暦 (明治初期まで使われていた月の満ち欠けによってきまる日にち)に当てはめた場合
新月を月のはじめの1日として数えていくためその年その年で、七夕の日が変わることになります!
そして、旧暦では、2021年の七夕は「8月14日」 になります!
今後の七夕はいつのなるのかも気になるので、調べてみました ↓
- 2020年 8月25日
- 2021年 8月 14日
- 2022年 8月 4日
- 2023年 8月 22日
- 2024年 8月 10日
- 2025年 8月 29日
今後の5年間の七夕の日は、すべて8月!まれに7月のときもあるみたいです。
2025年の8月29日ってほとんど、夏が終わってしまいそうなときですが汗
この日が七夕と考えると、不思議ですね!
七夕のもうひとつの意味
七夕といえば「織姫と彦星が天の川を年に1回(7月7日)だけ再会できる日」 という伝説が有名ですよね!
そのほかに七夕は、「ご先祖の霊を迎える前の禊(みそぎ)」でもあります。
- 「禊(みそぎ)」→ 罪や穢れ(けがれ)などの不浄を川や海の水でからだを洗い清めて取り除く行為である祓(はらえ)の一種
7月7日は旧暦にすると8月ころになります。このころといえば、梅雨が明けご先祖様の霊をお迎えするお盆の前に当たります。
お盆がやってくる前に「梅雨の穢れ(けがれ)を祓っておく」 とされ、現在でも七夕で使った笹竹や飾り
お供え物を海や川に流して身を清めるとよいといわれています。
七夕は「五節句」のひとつだった!
じつは七夕は「五節句」のひとつ だったということは知っていますか?
「五節句」ってなに?
もともとは中国で作られ、日本の風潮も合わさって江戸時代に定められた「五節句」は日本の重要な行事をあらわしています。
その名の通り5つの行事でできていて、そのなかのひとつが「七夕」なんですね。
【日本の五節句!】
1月7日 | 人日の節句(じんじつの節句・七草) |
3月3日 | 上巳の節句(桃の節句・ひな祭り) |
5月5日 | 端午の節句(子供の日) |
7月7日 | 七夕の節句(しちせきの節句・七夕) |
9月9日 | 重陽の節句(菊の節句) |
なぜ「七夕(しちせき)」を「たなばた」と読むのか
では、なぜ「七夕(しちせき)」だったのに「七夕(たなばた)」と読む のでしょうか?
七夕(たなばた)の由来
七夕には、笹竹に願い事を書いた短冊や飾りをつるして家の軒下などに飾る星まつりの習わしがありますが
この七夕の始まりは中国に古くから伝わる「乞巧奠(きっこうでん)」という風習が日本古来からある「棚機女(たなばたつめ)」の伝説と結びついたことだといわれています。
- 「乞巧奠(きっこうでん)」→ 7月7日の夜に「織女星(しょくじょせい)」にお供え物などをしてまつり、裁縫の上達を願う行事。
- 「棚機女(たなばたつめ)」→神様に衣をささげるために「機(はた)」を織る女性のこと。
「七夕(しちせき)」が「七夕(たなばた)」と読まれるようになったんですね!
今年の七夕の夜空も楽しもう!
天の川って見られるの?
七夕といえば織姫と彦星が1年に一度だけ、再会が許される日でもあります。
織姫と彦星をはさんでいるのが「天の川」 ですがこの天の川を「カササギ」が渡してくれ2人は出会うことができるんです。
そんなロマンチックな七夕の伝説ですが、実際に七夕である7月7日に夜空を見上げてみてもたいてい雨か曇りのことが多かったとまりもは記憶しています汗
小さいころ「天の川今年は見られるかな?」とワクワクしてたのに、結局見れずというパターンが続いていました泣
それもそのはず、太陽暦でいう7月7日はまだ「梅雨」の時期 のため天気が良くないときがほとんどなんですよね。
一方、旧暦の七夕は梅雨明けをしている時期なのでこの頃であれば綺麗に「天の川」が見られるそうなんです!
織姫と彦星の星座
そして、天の川だけでなく織姫と彦星の星座もあるのを知っていましたか。
織姫は「こと座のベガ」 ・彦星は「わし座のアルタイル」 といわれています。
そして、もうひとつ伝説には出てこない「白鳥座のデネブ」 という星座があり、これらを「夏の大三角形」と呼びます。
白鳥座のデネブは夏の大三角形を作る1等星です。夏の夜空を見上げると綺麗な三角形を描いている3つの星座が光り輝いているので
すぐに見つけられると思います!
まとめ
- 2020年の旧暦の七夕は8月25日
- 七夕は重要な日本行事「五節句」のひとつ
- 中国と日本の風潮が合わさり七夕(しちせき)を「たなばた」と読むようになった
- 天の川は旧暦の七夕のほうが見えやすい
- 夏の大三角形に織姫と彦星がいる
子供のころからなじみのある「七夕」にはこんなに、たくさんの意味や伝説 があったとは正直知らなかったです汗
七夕のいろいろなことを知って、今年はさらに七夕が楽しみになりました!
自分が子供の時のように、七夕行事を楽しみにしている子供にもこんな意味があるんだよと教えてあげながら
今年の7月7日の七夕の日を迎えたいです!
みなさんも今年の七夕は笹に願い事を託して、夜空を見上げて楽しい七夕を過ごしてみてください!
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七夕は、七夕(しちせき)と読む んだね!
おなじみなのは七夕(たなばた)だったから、耳慣れないですね。